累進課税にもっと強くなろう

 もう一つ、先の事例において相続人が兄弟2人である場合どうなるかについてお話しします。

 するとまずは、基礎控除が1人分の1,000万円増え、課税対象額は1億3,000万円に減ります。次に税法は、この課税対象額を相続人が法定相続分(この場合は各2分の1)で分けたとした場合の取得額を計算せよといいます。つまり7,500万円ずつです。そして次のとおりこの額に税率を適用して税額を算出し、それを合計しなさいといいます。そしてその計算結果が相続税額となります。

   7,500万円×30%-700万円=1,550万円

   1,550万円×2人=3,100万円

 この計算過程を図表1-6に示します。これによれば、相続人の人数が多い方が税額がずっと減るということがお分かりいただけましょう。

図表1-6: 遺産2億円・相続人2人のA家の税額グラフ

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法定相続人が複数の場合には、基礎控除後の遺産を法定相続分で分けたと仮定し、その分配後の遺産にそれぞれ税率を乗じ、算出された税額を合計します。これを示したグラフをみることで、計算過程がよく理解できると思います。相続人数が増えたことにより*の部分の税がカットされました。


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