昨日まで1泊2日で、仲間7人と初めて被災地を見学してきたよ。この地区のボランティアのベテランをリーダーとして、大船渡を北端に、陸前高田、気仙沼、南三陸、石巻と車で下ったんだ。

出かけた最大の理由は、自分の目で被災地を見ておきたかったことだね。実は阪神淡路のときは、見に行きそびれたんだ。当時の被災者から「被災地見物なんてけしからん」という声があったからなんだけど。
でも今は、行かなかったことを後悔しているんだ。不動産を業務としている立場からも、是非見ておくべきだったんだよ。

ところがリーダーの話等からすると、今回の被災者は、むしろ「是非この惨状を見てほしい」と言ってるんだそうだ。ついでにその過程で「現地に金を落としてくれれば言うことなし」なんだって。
「よしそれならば」ということで、仲間を募っての珍道中と相成ったわけだよ。

現地を生で見るとやはり迫力だね。まさにこてんぱんにやられているんだ。特に陸前高田のような平地の他はすぐ丘陵といった地域には、もう何ーんにもない。
だって今までは、ほとんど全てが平地で生活や事業を行っていた。これらの建物なんかが、みーんな持って行かれちゃったんだから。

気仙沼等は、地盤沈下も頭が痛いね。漁港地区を見ていたら、満潮時に向けて水がひたひたと押し寄せてくるんだ。結局かなりの部分は水没しちゃう。今も中心的な道路への懸命のかさ上げ作業をやっているんだけど、まあ大変だね。

考えてみれば当然なんだけど、海っ辺りの小さな村落等は、陸前高田状態でみんなやられている。全くの壊滅。もう何にもない。こんな状況が海岸線に延々と続くんだよ。こうした小さな漁港や村落の被災は、「哀れ」をも誘うね。

人口が多く被災した大工場も操業を開始している石巻は、被災地域もけっこう車が走っている。だけどこうした地域は、まだ交通信号がダメなんだ。だから主な交差点には警官が交通整理をしている。
こんな光景は何十年ぶりだね。やってるお巡りさんが頼もしく見えたもんだよ。

作業中の人等に質問するとよく答えてくれるね。タクシーの運ちゃんには根掘り葉掘り聞いたけど、「待ってました」とばかり話してくるもんね。ある運ちゃんなんか、目的地についてもまだしゃべり足りないと、残念そうな顔をしていたよ。

昼飯は、「被災者に金を落とさなくては」とばかり、そういった店を懸命に探したね。でもそれがなかなかないんだ。それでも空腹を我慢したかいがあって、二回ともなんとか見つたよ。何せ我々は自己満足集団だからね。
石巻の中華屋は、大改装の上で7月中旬に再開したと言ってたよ。まだ周りには店がないから1時頃までは大繁盛だけど、それを過ぎるとパッタリという感じだったね。とにかく頑張ってほしいよ。

宿は気仙沼のプラザホテル。需給関係から満室状態らしく、男6人が一部屋にぎっしりの修学旅行状態だったよ。
夕飯は街に繰り出しての予約の店で豪遊?。さらに二次会でのカラオケでも大いに盛り上がったね(二日酔い組も若干名)。こうした「散財」によって大いに楽しんだわけだよ。ついでに現地のお土産もたっぷり(?)買い込んだしね。

実は避難所生活も見たかったんだけど、さすがに見せてくれないという。そりゃそうだよ。もろにプライバシーだもんね。ここに入れるのは、ボランティアの人と大手のマスコミだけだそうだ。
仮設住宅は、高台のそこここにあったよ。だけど部屋は本当に狭そうだね。ひと気も、規模の大きいものも含めてほとんどないよ。中にこもっているんだろうね。

いずれにしてもこれらを一言でいえば、「百聞は一見にしかず」だね。大いに勉強になったとともに、自己満足も果たしました。ご一行の皆さんお疲れ様でしたね。
以上、被災地巡りの珍道中の報告でした。お後がよろしいようで…。