おいおい本当かい。この琴光喜らを永久追放しようっていうのは。今日のスポーツ新聞では、特別調査委員会の望月弁護士なる人が、記者会見でやたら厳しいことを言っているじゃありませんか。
確かに、暴力団とのかかわりがある野球賭博にのめり込んだのは、かなり具合が悪いというのは分かります。琴光喜は大関という高い位置にいる上、金額も何百万だか何千万円だかのけっこうな額になっています。だからある程度重い罰は必要だと思いますヨ。しかし永久追放はやり過ぎ。これじゃ人生が吹っ飛んでしまいます。

なになに、「かなり昔の野球賭博(黒い霧事件)では、八百長に関与した選手が永久追放になっている。だから相撲も甘い対応をしてはいけない?」
バカなこと言っちゃいけませんよ。あっちは野球賭博のために(試合でわざとエラーするとか)八百長をやったという話じゃないの。そんなとんでもない悪事と、単に野球を賭け事の対象にしたというのでは、まさに月にスッポン。まるで比較になりません。この弁護士さん、その辺が分かっているのかネ。

いやこの際本音で迫っていきましょう。そもそも賭け事ってそんなに悪いものなんですかネ。麻雀は95%以上(99%以上という説も)が賭けているだろうし、一部のゴルフや囲碁・将棋もやっていますよ。
だから相撲界も、こうした賭け麻雀や賭けゴルフと同じような感覚で、みんなでどっぷり浸かっていったんだろうと思います。背後に暴力団がいるというのも、どこまで深刻に考えていたんでしょうかね。

だって相撲界にはこれよりはるかに悪いものがあるでしょう。そして相撲取りは皆これが悪いということは知っています。しかし相撲協会幹部をはじめ、皆(大マスコミを含め)これを見て見ぬふりをしていますネ。
むろんそれは多くの人がやっている八百長相撲です。確かに八百長なしのガチンコ相撲はしんどい。当然けがも多くなり、力士生命は短くなります。しかし注射相撲がおもしろいわけがありません。こんなことは本来絶対にやってはいけません。だから貴乃花や栃東のように、ガチンコを通す力士もそう少なくはないのです。

だから八百長相撲に比べれば、野球賭博などかわいいもの。下手をすりゃ「何でこれがいけないの」といった気分だっんじゃないですかね。だから複数の親方を含め何十人もやっていたわけです。

ところで宝くじというのは賭博ではないんでしょうか。サッカーの勝ち負けを当てるtotoとかいうのは野球賭博とどこが違うんでしょうか(実はどちらもやったことはないのでよく知りません)。
みなさん知ってますか。実は野球賭博とこれらには極めて大きな差があるンですよ。つまり野球の方は寺銭が暴力団に入り、サッカーはこれが役人の天下り団体(文科省所管)に入るという違いデス(ちなみに宝くじは旧自治省の所管で、先頃は宝くじの配分にあずかる多数の天下り団体が、事業仕分けの対象となったばかりだったですネ)。
しかし見方によっては、「役所も暴力団もその腕力の故に、一般市民を大いに困らせている存在」という点はむしろ似ているんじゃありませんか。

いずれにしても、特別調査委員会(とりわけ望月弁護士)は「正義の味方」といった気分で、舞い上がっているんじゃないですかね。しかも理事長ら相撲協会の幹部には、今のところ厳しいお沙汰は出していません。だからなんか「弱いものいじめ」にさえ見えてきちゃいます。

私は子供の頃からけっこう相撲が好きでしたね。野球その他のスポーツは全くダメですが、子供の頃は相撲がけっこう強かったんですヨ。まあそんなことはどうでもいいんですが、ここで私なりの角界の処分案をお示ししましょう。
まずは即時理事長以下の全理事の退任(彼らの古い感覚はどうにもなりませんものネ)。そして代わりに半数以上の外部の人の常勤理事を入れます。これでまずは常識の通用する社会にします。
そして内部昇格の新理事を含め、これらの人選を急ぎます(むろんそれまでは現在の体制でいくものの、名古屋場所はお休みとします)。まあ新理事長は、貴乃花が衆目の一致するところでしょう。

ここまでやれば世の中は十分納得するはずです。ですから野球賭博の罰は、ほどほどでいいでしょう(たとえば琴光喜は強制引退、退職金等はOKで相撲界に残れる)。
その上で今後は、貴乃花理事長以下全員で、注射相撲根絶に向けて相撲界全体に目を光らせる。こうすれば、二十歳未満の若手を含め、「何がよくて何が悪い」かが明白になります。災い転じて福。こうしたいい意味の緊張感で、相撲界は一気に変わること必定。めでたしメデタシ…。以上、お粗末の一席でした。