バランスを欠く、角界の野球賭博厳罰主義

(2010年06月23日)

おいおい本当かい。この琴光喜らを永久追放しようっていうのは。今日のスポーツ新聞では、特別調査委員会の望月弁護士なる人が、記者会見でやたら厳しいことを言っているじゃありませんか。
確かに、暴力団とのかかわりがある野球賭博にのめり込んだのは、かなり具合が悪いというのは分かります。琴光喜は大関という高い位置にいる上、金額も何百万だか何千万円だかのけっこうな額になっています。だからある程度重い罰は必要だと思いますヨ。しかし永久追放はやり過ぎ。これじゃ人生が吹っ飛んでしまいます。

なになに、「かなり昔の野球賭博(黒い霧事件)では、八百長に関与した選手が永久追放になっている。だから相撲も甘い対応をしてはいけない?」
バカなこと言っちゃいけませんよ。あっちは野球賭博のために(試合でわざとエラーするとか)八百長をやったという話じゃないの。そんなとんでもない悪事と、単に野球を賭け事の対象にしたというのでは、まさに月にスッポン。まるで比較になりません。この弁護士さん、その辺が分かっているのかネ。

いやこの際本音で迫っていきましょう。そもそも賭け事ってそんなに悪いものなんですかネ。麻雀は95%以上(99%以上という説も)が賭けているだろうし、一部のゴルフや囲碁・将棋もやっていますよ。
だから相撲界も、こうした賭け麻雀や賭けゴルフと同じような感覚で、みんなでどっぷり浸かっていったんだろうと思います。背後に暴力団がいるというのも、どこまで深刻に考えていたんでしょうかね。

だって相撲界にはこれよりはるかに悪いものがあるでしょう。そして相撲取りは皆これが悪いということは知っています。しかし相撲協会幹部をはじめ、皆(大マスコミを含め)これを見て見ぬふりをしていますネ。
むろんそれは多くの人がやっている八百長相撲です。確かに八百長なしのガチンコ相撲はしんどい。当然けがも多くなり、力士生命は短くなります。しかし注射相撲がおもしろいわけがありません。こんなことは本来絶対にやってはいけません。だから貴乃花や栃東のように、ガチンコを通す力士もそう少なくはないのです。

だから八百長相撲に比べれば、野球賭博などかわいいもの。下手をすりゃ「何でこれがいけないの」といった気分だっんじゃないですかね。だから複数の親方を含め何十人もやっていたわけです。

ところで宝くじというのは賭博ではないんでしょうか。サッカーの勝ち負けを当てるtotoとかいうのは野球賭博とどこが違うんでしょうか(実はどちらもやったことはないのでよく知りません)。
みなさん知ってますか。実は野球賭博とこれらには極めて大きな差があるンですよ。つまり野球の方は寺銭が暴力団に入り、サッカーはこれが役人の天下り団体(文科省所管)に入るという違いデス(ちなみに宝くじは旧自治省の所管で、先頃は宝くじの配分にあずかる多数の天下り団体が、事業仕分けの対象となったばかりだったですネ)。
しかし見方によっては、「役所も暴力団もその腕力の故に、一般市民を大いに困らせている存在」という点はむしろ似ているんじゃありませんか。

いずれにしても、特別調査委員会(とりわけ望月弁護士)は「正義の味方」といった気分で、舞い上がっているんじゃないですかね。しかも理事長ら相撲協会の幹部には、今のところ厳しいお沙汰は出していません。だからなんか「弱いものいじめ」にさえ見えてきちゃいます。

私は子供の頃からけっこう相撲が好きでしたね。野球その他のスポーツは全くダメですが、子供の頃は相撲がけっこう強かったんですヨ。まあそんなことはどうでもいいんですが、ここで私なりの角界の処分案をお示ししましょう。
まずは即時理事長以下の全理事の退任(彼らの古い感覚はどうにもなりませんものネ)。そして代わりに半数以上の外部の人の常勤理事を入れます。これでまずは常識の通用する社会にします。
そして内部昇格の新理事を含め、これらの人選を急ぎます(むろんそれまでは現在の体制でいくものの、名古屋場所はお休みとします)。まあ新理事長は、貴乃花が衆目の一致するところでしょう。

ここまでやれば世の中は十分納得するはずです。ですから野球賭博の罰は、ほどほどでいいでしょう(たとえば琴光喜は強制引退、退職金等はOKで相撲界に残れる)。
その上で今後は、貴乃花理事長以下全員で、注射相撲根絶に向けて相撲界全体に目を光らせる。こうすれば、二十歳未満の若手を含め、「何がよくて何が悪い」かが明白になります。災い転じて福。こうしたいい意味の緊張感で、相撲界は一気に変わること必定。めでたしメデタシ...。以上、お粗末の一席でした。

相続税対策個別ご相談予約
広大地評価の税務はお任せください

森田義男の書籍紹介

取り返せ!相続税

取り返せ!相続税

相続時の注意点から、知っておきたい節税手法、土地の時価評価のしくみ、そして税理士の選定方法まで徹底解説。

広大地の税務評価

広大地の税務評価

広大地評価通達・企画官情報の問題点とその実務対策

日税不動産鑑定士会(編)

裁判の新刊

裁判所の大堕落

冤罪を続発させ役人のいいなりになる腐敗組織。
役所の腐敗や次々に起こる冤罪は、裁判所の劣化・堕落が原因だ!

はじめての不動産実務入門

はじめての不動産実務入門

不動産の見方、評価の仕方が面白く身につく!実例写真、オリジナルなグラフや図表、わかりやすい解説で理解度100%。

公示価格の破綻

公示価格の破綻

実勢価格との乖離、「選定替え」という不自然な操作など、迷走を続けてきた「土地取引価格の指標」はついに破綻。

新・間違いだらけの土地評価

新・間違いだらけの土地評価

先入観念や誤解に支配されている不動産に関する一般の認識を是正。土地の評価方法、土地の時価等を解説。

新・嘆きの固定資産税物語

新・嘆きの固定資産税物語

反響をよんだ前著から4年。この間の動きを加え、路線価の評価制度や税制について、新たに分析、批判を試みる。

新・怒りの路線価物語

新・怒りの路線価物語

固定資産税制度を痛烈に批判した「嘆きの固定資産税物語」に3年間の事態の進展を追加した最新版。

まちがいだらけの土地評価

まちがいだらけの土地評価

自然体で地に足の着いた発想と考え方で、土地の評価方法、土地の時価等を解説。不動産の姿を冷静に見つめ直す。

CONTENT

相続のしくみ

相続税対策

相続発生後

土地の時価とは

相続税評価

税理士の選択

メールマガジン登録解除変更


By TwitterIcon.com