地デジ対応期間残り1年? そりゃ何のこっちゃ

(2010年07月28日)

おい、てーへんだテーヘンダ。地デジ対応期間が1年を切ったってえんで、世の中ぁ大騒ぎだ。そうかいそりゃ大変だ。ところで「地デジ対応」って何のこっちゃい?

 まあ私の気持ちとすればそんなところでしょう。むろんウチは今もアナログテレビです。だって面倒くさいじゃないですか。今のままでも十分テレビを見ることができますからね。

いや地上デジタルがどんなモンで、それにはVHFアンテナはUHFに換えなければならないの、光回線にすれば費用はもっと安くなるの、とかいった話が何のことかが分かればいいですよ。しかしメカ音痴の私にはさっぱり分かりません。そんな分からないことに大枚はたくのは気味悪いでしょう。

確かに、ハイビジョンの画面は美しいですよ。それはよーく分かっております。街の電気屋さんのテレビで、やたらきれいな画面を見てますからね。おそらく「地デジ対応」なるものをやれば、ああなるんでしょうね。

いや実は私がハイビジョン化に逡巡しているには、もっと深ーいわけがあるんです。あっ言っときますけど、軍資金の問題じゃありませんよ。お金ならウチの金庫にうなってますからね。

いやネ、新型テレビで日々あのきれいな画面を見ていると、それが当たり前になってしまうんじゃないか、と思うんですよ。つまり「きれい」って感動する期間は、せいぜい1ヶ月程度。後は感動も何もなくなってしまいます。
そしてその後に今のアナログテレビを見ると、「何、このきたない画面。とても見ちゃいられないね」などと思ってしまうでしょう。その気持ちが怖いんですよ。

私の「団塊の世代」風に言わせていただきます。皆さん、東京オリンピックの頃(私は高校1年生)は、生活が貧しかったですか。何か物質的に不満がありましたか。
おそらくそうは考えていなかったでしょう。下手をすれば「今と大差ない」などと思われるのではないでしょうか。

しかし当時(1964年)は、地方都市を含めマイカーなんかほとんどありませんでした。なにせ電車に冷房なんか全くなかったですよ(特急電車にはあったかナ)。
今日、冷房のない電車なんて考えられないでしょう。車のない地方都市での生活も同様です。まあヤング向けにいうとすれば、テレビゲームやネットのない生活といったところかもしれませんね。

一般には、「科学技術等の進歩により、東京オリンピックの頃に比べれば今日の方が生活水準はずっと高くなった」というでしょうね。しかし私はそうは思いません。「人間が堕落したというマイナスにより、科学技術等の進歩というプラスを相殺してしまった」と考えます。
だって生活水準が進歩したのであれば、その分「豊かになった。物質的に恵まれた」という実感があるはずでしょう。それがないのは、人間が「贅沢になった、思い上がった」(つまり堕落した)からだと考えるしかありませんよ。

私は「進歩」の定義は、人が「進歩したという実感を持つこと」だと思います。いくら絶対的な進歩があっても、人間の側が(最初のうちこそ便利・豊かになったと思っても)すぐそれを当たり前に思ってしまいます。
結局のところ、こうした愚かな人間にとっては進歩は無意味・不必要ではないでしょうか。

確かに今までは、資本主義的な発想で「進歩≒経済成長」なるものを喜んでいました。しかし今や進歩は、不要どころかマイナスになったように思います。その理由はいうまでもなく、地球環境という「壁」の出現です。

もうお分かりいただけたでしょう。私が未だにアナログテレビに固執する理由が。むろん高品質な画面を見始めれば、愚かな私はすぐ堕落してしまうであろうからデス。いいじゃないですか今後もずっとアナログテレビで...。

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